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富士山に登ろう!(知識編)

2019-05-27
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登山が趣味という人間なら一回ぐらいは登っとかないと(略)それは富士山。(略)知識編

知識といっても特別なものではなく、主に「困る(らしい)事」を中心に記載していきたいと思います。

<寒さ>
最も困ったという意見が多いのが「寒さ」。
一般的に標高が100m上がると気温は0.6度下がると言われています。1,000mで6度。富士山は3,776mなので単純計算でも22度下がることになります。
平地で30度でも、富士山では8度。
東京の1~2月の平均気温は最高10度・最低2度ぐらいらしいので真冬並みです。
夜になると熱帯夜と言われる25度あったとしても、富士山頂上付近では3度。涼しい日なら0度を下回るかもしれません。
あと風。風速1メートルで体感温度が1度下がるといわれていますので防風装備がないと本気で凍えますね。

真夏に登る場合、最初は薄着でも問題ないでしょうけど山小屋で休憩中や夜中・山頂などは真冬並みの防寒装備が必要になると言います。
山頂でご来光待ちの時などはカイロがあると助かる、という意見も見られました。なんとなくですけど、カイロは「貼らない」タイプの方が良いと思います。



<高山病>
よく心配されるのが高山病。私は富士山登ったことないのですけど、高山病の経験はあったりします。20年以上前に、海外で・・・。
「なんでや?」ってのはどうでも良い話なので割愛しますが・・・高山病は人によって症状が異なりますし、その重さも異なりますがおおよそ「風邪」に近いと思います。頭痛、めまい、吐き気、倦怠感などです。一旦なってしまうと、いくらかの対策はあるとは言え基本的に下山するしか回復方法がありません。たかが高山病、とか言ってるとコレで死ぬ人もいますので、舐めてはいけません。
高山病は気圧が下がることで血中酸素濃度が低下する、コレが原因です。2,500mぐらいから症状が出始めると言われていますが出る・出ないは体質の問題もあり、5,000mで平気だった登山家が3,000m程度で症状が出るといったアレルギーみたいな要素もあるようです。
対策はあれど、どうやっても出る時は出る。のですが、高山病になったとしても対策をしておけば症状を軽く抑えられるという側面もありますし、しておくに越したことはありません。

1)体力をつけておく
アホみたいですが基本です。有酸素運動が良いです。長距離ランナーや水泳選手などは高山病になりにくいと言われています。

2)疲労・睡眠不足は天敵
コレも基本です。疲労を抜いておく、前日はよく寝る。

3)高度順応
平たく言うと「慣れ」です。元々高地に住んでいる人は高山病になりにくいそうです。数時間でも慣らしがあるのと無いのでは違うと言います。
具体的には、麓から五合目までのシャトルバスで寝ない(睡眠中は呼吸が浅くなるので)。五合目について即出発するのではなく、1時間程度休憩してから出発する。五合目休憩中に寝ない(シャトルバスと同様)。
ちなみに五合目は2,300mぐらいあるそうです。高いな!w

4)エネルギーを蓄えておく
体力・疲労と同じで当日、動くための十分なエネルギーを蓄えておく方が良いです。前日・当日お昼はカーボローディング!炭水化物沢山とろう。(山の危険(体調編)ハンガーノック参照)

5)ドーピング?しておく
「酸素タブレット」という栄養食品(ビタミン剤みたいなの)がありますので、数日前から服用しておく。また、エネルギー的な意味で当日・登山開始30分前ぐらいにアミノ酸入りの栄養ゼリーを摂取しておく。(ゼリーはコンビニでも売ってます)


6)深呼吸、ゆっくり歩く
意識して呼吸を深くする。バテない程度のペースで歩く。

7)酸素ボンベ
携帯用の酸素ボンベが売ってるので用意しておく。ただし、出来るだけ初日(八合目まで)では使わない。


8)山小屋に出来るだけ早くつく
ゆっくり、と若干矛盾していますが山小屋に早く着けば、頂上目指して出発するまでの時間が長くなり、その分高度順応が出来るという事です。言い方を変えれば早目に出発しよう、という事です。

9)変更可能なスケジュールにしておく
ツアーとかでは難しいかもしれませんが、個人や少人数グループの場合はスケジュールにゆとりをもたせておく。
深夜に頂上に向けて出発する時に体調が悪い(明らかに高山病な)場合は無理せず朝まで山小屋で休む。山小屋での滞在時間を伸ばすというのはイコール高度順応の為の時間を伸ばすという事であり、朝には回復・またはマシになる可能性があります。スケジュールにゆとりをもたせておけば、朝に山頂を目指し昼ごろ下山開始という予定に変更できるので安全・無理なく登頂率を上げることができます。

ざっとこんな所です。
ちなみに、血中酸素濃度を測る機械(指先に挟むだけ)が安いものだと5,000円程度で売ってますので、目安として持っていっても良いと思います。これ、パーセントで表示されます。
平地では98%~100%が普通。95%とかだと「低い」と言えます。(風邪引いてるわけでもないけど頭痛いなー、とかいう時は血中酸素濃度が低いのかもしれません)
富士山山頂では、平均85%ぐらいだそうです。80%以下だと黄色信号ですね。75%以下だと赤信号。ちゃっちゃと下山するほうが良いかと。
ちなみに、60%代(69%以下)だともう既に重症で、普通の人は歩けないと思います。


<粉塵>
主に降りで、らしいのですが結構砂ぼこりが立つそうです。鼻・口を覆う用にマスクやバンダナ・手ぬぐいなどを用意しておくと良いでしょう。
また、後述の紫外線対策兼用でサングラス。可能ならゴーグルタイプや、いっその事ゴーグルそのもの(スキー用とか)だと、砂埃ガード率は上がるでしょう。・・・見た目の問題もありますのでその辺は適当に。

それから、砂や小石が靴に入り込みやすいそうなので「ゲイター」と言われるものを用意しておくと良いそうです。登山靴の上からつけるカバーみたいなものです。

本来は防水・泥除けなどが目的のものですが、ひとまず富士山一回だけ持てば良いので安っすいもので十分ではないかと思います。


<紫外線>
山では紫外線が強くなります。特に2,000m以上の高い山、積雪があるけど日が照っている時などは強烈です。
帽子に長袖・長ズボン、肌が露出している所には日焼け止めを塗っておくと良いでしょう。

サングラスもしておく方が無難です。高地の強烈な紫外線では、いわゆる「雪目」になりやすいです。(要するに眼球の火傷です)
また、長時間・長期間、目を紫外線にさらすと「翼状片」という病気になりやすいと言われています。(目にできる腫瘍のようなもの)山でサングラスしているのはファッションだけではないのです。
どんなサングラスが良いの?と言われると、基本はスポーツ用のサングラスで「偏光レンズ」を使用しているものです。
サングラスは必ず店頭で試着?して買いましょう。登山用品店にも置いてありますが、スポーツ用品店や普通のメガネ屋でも良いです。普通のメガネ屋の場合は「スポーツ用サングラス」から選びましょう。
そして、サングラス選びで最も重要なのは「好み」です。
気に入らないものは使わなくなります。逆に言えば気に入ったものなら積極的に使います。
「かっこいい」や「かわいい」は最も重要な性能の一つです。


<山頂でお湯を沸かしてOK?>
調べてみると富士山は「国立公園内」に指定されており、焚き火とかは禁止ですがバーナーを使用するのはOKのようです。
ただし、この手の事で法律以上に重要なのは「マナー」です。
バーナーを使用するにしても混雑している所や強風時などに使うのは論外ですし、山小屋周辺では基本的に禁止です。使用するにしてもお湯を沸かす(コーヒーやカップラーメン)程度や例えばウィンナーをボイルする(茹でる)ぐらいはギリ許されると思いますがそれ以上の凝った料理をするのはアレな気がします。
常識的な判断を。わからないのであれば、山小屋の人に聞いてみると良いですが、持ち込み禁止の山小屋もあるそうなのでご注意を。
なお、富士山山頂では気圧の関係で沸点が低く、大体80度ぐらいで「沸騰」するそうです。コーヒーぐらいなら平気でしょうけどカップラーメンはちょっと温度が低いかもしれません。お湯も早く冷めそうですしね。


<その他禁止事項等>

項目 可否 コメント
テント泊 法律・条例で禁止されています。
採取 植物はもちろん、土石の採取(持って帰る)は禁止されています。
落書き 岩・石などへの落書きも当然禁止です。
自転車 マウンテンバイクなどは乗り入れ・持ち込み禁止です。
タバコ ハッキリと禁止されているワケではないですが、常識的に山は禁煙です。山火事・ゴミの問題もありますし。
ドローン
パラグライダー
意外に禁止されてません。が、公式には自粛を求められています。人も多くて風も強いので、控えておくのが普通かと思います。
三脚・一脚 禁止!と書いてあるサイトもありましたが、公式サイトには特に記述もなく、実際に使用したという記述も多く見られるので可、なようです。ですが、コレも常識的な範囲・場所で使用するようにしましょう。あと純粋に重いw
ペット 犬とか、実はOKです。ただし、リードをつけておくことが条件です。あと、犬も高山病になりますんで要注意です。それと、山小屋への宿泊はまずNGかと思います。猫とか他の動物は不明ですが、犬に準ずる扱いと考えられます。
弾丸登山 富士山の弾丸登山とは、五合目を夜間に出発し、山小屋に泊まらず、夜通しで一気に富士山頂を目指し、すぐに下山する登山形態・・・だそうですが事故や体調不良になる確率が高く、自粛が求められています。

<富士山に登ろう!>

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