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白山(御前峰)

2019-09-10
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標高
2702m
所要時間
往復約8~10時間
難易度
※筆者主観の初心者向け日帰り登山としての難易度、体力的なキツさ、危険度などの総合的な評価です。
YAMAP
今シーズン最後の高山・・・で白山を選択した・・・のですが、結果論で言うと散々でした;

今年(2019年)は、ホント天気が読めないシーズンだった気がします。梅雨が長い。夏が短い。と言いますか。シーズン末に行く山を検討して、白山を選んだワケですが。台風で延期してまた台風で延期して・・・結果論では2回目の延期は「しなかった」方がマシだったというアレな結果。
山小屋で一泊したのですが、初日はモヤ出まくり・2日は雨でした・・・。

それはさておき。
「白山」という名のつく山は複数あるみたいですが、一般的に「白山」というと北陸地方、石川・岐阜にまたがる「御前峰」の白山の事を言います。最高点は標高2,702m、富士山・立山と共に日本三霊山の一つ。来年、立山行こうかなぁ。三霊山制覇やな。立山で雨降ったら三霊山全部雨だな。ありそう。
関西、特に滋賀からだと比較的アクセスがよく、石川県っても西の端というか福井県の東の端というか、それほど奥まった所ではありません。地図上では石川・福井・岐阜の接点辺りというか。滋賀県大津からだと長野のアルプスとかには車で4~5時間ですが、白山は3時間半から4時間といった所。あと、湖西を北上すれば高速も半分で済む。アクセスという面ではコスパ良い山です。
山としては、2,500mを越える高山としては比較的難易度が低く、滑落の危険がある箇所も(少なくとも、今回通ったコース上では)ほぼありません。「手を使わないと登れない」ような斜面もなく、殺人的な急斜面もなく。逆に登山道はよく整備されている。(富士山より整備されてる)これまでで一番整備されてた山じゃないかな?
距離は結構あるので体力は必要。今回のログを見ると12時間ちょいとなっているけど、同行者の足が遅かったのと休憩除けば10時間くらいじゃないかな?初めての2,500m超級登山、初めての山小屋泊には最適ではなかろうか?
ただし、今年はなんか熊の目撃情報が多く、そのせいで南竜ヶ馬場野営場(テント場)は利用できないそうです。他にも通行できないコースもあったりするようなので、白山室堂ビジターセンターに問い合わせて見るとよいかもしれません。

スタート地点もいくつかありますが、今回はスタンダードな「別当出合(べっとうであい)駐車場」から。ちなみにこの別当出合駐車場、夏季シーズンの土日祝日は一般の車は進入禁止で最寄り駅とかからシャトルバスだそうです。平日は車OK。結構山の中です。駐車場ちょい手前で停められる箇所がいくつかありますが「行けるところまで」行けば広めの平面駐車場に行き着きます。「別当出合」はもうちょい奥なのですが、そこまで車で行けるのは業務用車両かバスだけで、一般車両は別当出合手前の駐車場からスタートする事になります。
夜中に移動して思ったより早く(5時半ぐらい)に到着し、6時前くらいにスタート。即山道で10分ほど登ったところに別当出合駐車場があります。自動販売機、トイレ(更衣室)、休憩所。登山届もここで出します。余談ですが「下の駐車場」にはトイレありません。最寄りのコンビニとかもだいぶ遠いので、早めに行っておくか別当出合まで我慢する必要がありますんでご注意を。

別当出合から「室堂」を目指すわけですが、イキナリ分岐に立たされます。「観光新道」か「砂防新道」の2通りのルートがあり、前者は少し遠回りですが稜線上を歩けて、後者は距離的に近い(コースタイム上では40分ぐらい違う)。また、南竜山荘方面に向かったり「エコーライン」「トンビ岩コース」を通る場合は砂防新道を選ぶことになります。今回の同行者は初心者なので、最もスタンダードかつ楽?そうな道を選びました。ソロでもこの道通ってたと思いますけどw
別当出合→砂防新道経由で「黒ボコ岩」→室堂 です。

タイムスケジュール的には以下の通り。良ければ参考までに。
別当出合→中飯場 50
中飯場→甚之助避難小屋 90
甚之助避難小屋→分岐 20
分岐→黒ボコ岩 60
黒ボコ岩→白山室堂 25
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合計 245分(4時間ちょい)
休憩込みで5時間程度

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砂防新道に向かう場合、いきなり吊橋を通ります。そこから即山道です。特に何の変わりもない普通の山道、斜度もまぁ普通。特別キツイという訳ではありません。途中に分岐がありますけど、山で稀にある「登り・降りの一方通行」です。登りは斜度がキツイが近距離で、降りは緩やかだけど遠回り。1時間弱かけて「中飯場」に着きます。

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少し開けた休憩ゾーン。トイレあります。分岐はないです。

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天気は、この時点ではまだ晴れてたのですが。。。

少し休憩してリスタート。これまた、特にコメントのない山道を延々と1時間半。なんというか、地味・・・。

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次のチェックポイントは「甚之助避難小屋」なのですが、外装工事中でした。途中、工事関係者の休憩所(プレハブ)があり、それが見えたら後少し。中飯場から登ってきた場合は右手に開けた場所があります。トイレと避難小屋があります。景色は、ここがたぶん最高でしたw
甚之助避難小屋から20分ほどで分岐。ここも少し開けていて休憩できるかな?そこから先(黒ボコ岩)までは斜度が急になります。沢を横切ったりもして、そう聞くとキツそうなのですが・・・実際の斜面はほとんど石の階段で、「斜面を登る」事はほとんどありません。自然石が階段状になっている箇所、自然石を人の手で階段状に積んだ道の組み合わせと言う感じで・・・山では階段より斜面の方が楽だったりしますが、それも程度問題。おそらくこの中継地点から黒ボコ岩までの登りが、今回の全行程中、一番キツい道だと思います。後半30分は、ゴール地点が見えてますが遠い(高い)という。個人的にはその方が楽でしたが、人によっては心理的にキツイかもしれません。

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1時間弱、登りきった黒ボコ岩・・・ガッスガスです。幸い?雨にはなってません。ちょっと休憩して再スタート。

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黒ボコ岩からは山中平原?に歩道が通っており、ほぼ平面かごくゆるい登り。これが10分くらい続きます。そこから小高い丘・・・一峰?越えると室堂です。黒ボコ岩から20~30分くらい。

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室堂ビジターセンター。・・・左側にトイレ建設中、みたいです。この建物の反対側(中を突っ切れる)が広くなっていて、イスとテーブルなど休憩できる場所があります。無料の水場、トイレもあります。

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でもってそこの少し奥に「白山神社」が。コレが本宮みたいです。
この時点で10:30ぐらい。途中の休憩込みで4時間半程度ですか。昼食込みで1時間強、休憩しました。ちなみに室堂ビジターセンターは軽食、食べられますけど受付は11:00からでした。

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ガスが晴れた・・・正面に見えるのが白山(御前峰)です。この日は室堂で宿泊する予定ですが、初日に白山登るか、2日目に「御来光」目指すか、どうしようかなー・・・と思ってましたけど天気予報見てると翌日は超怪しかったので初日に登ることにしました。また、御前峰の奥にある「大汝峰」にも行こうかな?と思ってましたけど・・・御前峰の往復なら1時間から1時間半。大汝峰まで行くと2時間半から3時間。天気もアレなので大汝峰はパスしました。
余談ですが、白山って全域でスマホの電波状況が良かったです。SoftBankですけど、ほぼ4Gが3~4本。すげー。八ヶ岳はほぼ全滅だったなーw

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神社の裏手に回って御前峰にアタック開始。・・・まぁ、それほど特筆すべき点はない。変わらず、基本石段の道で斜度がキツイという事もなく。どっちかってーとそこまでの疲労がどんなもんか、です。早けりゃ30分、平均40分、遅くても1時間あれば登れます。

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    たぶん、翠ヶ池というやつ
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    山頂から室堂・・・右にわずかに見える
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    山頂、ガスガスです
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    ちょっと晴れた
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    山頂のコレが奥宮
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翠ヶ池の右手が「剣ケ峰」、左奥が「大汝峰」。剣ケ峰は登れないような気がする。

白山の山頂は岩場で、横に長いというか?中央手前付近に白山神社奥宮があります。登ってくると奥宮を正面に見て右手辺りにたどり着き、そこから右側に青銅製か何かの方位盤?があります。周辺の山々が記載されていて、晴れて見通しが良ければコレ全部見えるのか・・・?滋賀県で言うと伊吹山や比叡山も書いてありました。・・・見ての通り、ガッスガスでしたけどねw
奥宮向かって左手側が「最高到達点」のようです。小一時間ほどねばり、ちょいちょい「雲の切れ目」や晴れ間はありましたが、景色的には全然でした。

一応、最高地点あたりでの360度ビュー。うーんw

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    雲海・・・ではないなぁ。
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    夕日(一歩手前)に照らされる白山
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    月が出てます

室堂まで戻ってきて、ちょっと晴れ間・・・。
この日は、まぁもうゴロゴロして終了でしたw
ちなみに室堂ビジターセンター。平成14年にリニューアル。とんでもなく綺麗なワケではありませんが十分及第点。個室・大部屋。更衣室、乾燥室もあり。トイレは別棟、メチャクチャ綺麗とは言いませんが匂いがキツイとかでもなく、山小屋のトイレとしては綺麗な方。ただ、売店の営業時間のお知らせとか消灯のお知らせとかの「館内放送」がなんか学校みたいだったw収容人数はかなりあるようですが平日ですし、ゆとりがある方でした。食事は食券制。売店で購入するか、宿泊受付時に発券してもらう。文句言うほどではないですが給食っぽい食事でしたねー。
夜中、あわよくば星空を・・・と1時くらいかな?トイレついでに空の様子を伺った時もガスガスでした・・・。

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翌朝。ガスってか霧?初日よりさらに視界悪し。
関係ないですが夜~朝にかけて軽い頭痛がありました。甚之助避難小屋あたりまで降ったら取れたんで、まぁ高山病だったんでしょうね。睡眠不足のせいかなー。(ちなみに室堂ビジターセンターの標高は2,450m)

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翌朝はもう降るだけ、にしました。天気もアレでしたしね。山の朝は早いのですが比較的ゆっくり。それでも07:30頃には下山開始しました。観光新道経由で帰ろうかと思ってましたが、天気もアレだったので砂防新道(来た道戻る)にしました。黒ボコ岩からの降り(石段)が朝霧のせいで濡れて滑る!

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甚之助避難小屋まで戻ってきた

甚之助避難小屋で休憩中に雨が降り出し、避難小屋内でレインウェア装備。休憩やらなんやら込みで駐車場まで4時間半かかってる・・・。コンディションよければ3時間半ぐらいだそうです。

高山の割に難易度や危険性も低く、天気良ければ景色もサイコーな山・・・だと思います。単独でリベンジ、はたぶん無いけど初心者のお供連れだと選びやすいかなぁ。
ただし、相応に距離がある(時間がかかる)山ですし、なんとなく熊の目撃情報が多い気がするので最低限の装備は用意するようにしましょう。

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